築古物件あるあるですが、鉄部がとにかく錆びています。とことん錆びているので当然門扉もひどい状況。
一部欠損していたり、指で押しただけでつぶれたり、門扉の足元にはサビが散らかっています。
撤去して新設しようかと思いましたが、試しに補修することにしました。
補修の方針
- 楽に仕上げる
- 長持ちする
- 見栄えもよい
- お金をかけ過ぎない
という方針を立てて、門扉の前でひと試案。。。
錆びた部分を除去して加工のしやすい塩ビ管で代替し、シルバー塗装することにしました。
ということで近くのメイクマンへ。
用意したもの
用意したものは
- 塩ビ管数本
- チーズ数個
- スリーブ数個
- 接着剤
- シルバーコート
- はけ
- 養生用の新聞紙
- 結束バンド(仮止め用)
- パテ
- 発泡ウレタン(大きな穴を埋めます)
作業をしながら数回メイクマンを往復しました^^;
作業の様子
作業に先立ち、効果のほどは不明ですが、錆転換剤を散布。水溶性の薬品なので乾燥に時間がかかりました。
錆転換剤乾燥後、サビの酷い部分の除去作業実施。弱った部分をサンダーでどんどん切断していきます。切断音がうるさいので耳栓しながらの作業です。
ほぼ枠だけになりました。
サビを落としてから鉄部にシルバーコートを塗布。
カットした部分の寸法を測り、それに合わせて塩ビ管を切断し、門扉の枠に取り付けていきます。
門扉の枠の上の方は微調整しながら結束バンドで仮固定。だいぶ見た目がよくなってきました。
この日はこの辺で作業時間がなくなってしまいました。塩ビ管の本固定とシルバー塗装は日を改めて作業します。
さて、上記作業から一週間後に作業を再開しました。
今回は発砲ウレタン充填作業を実施。
錆びて開いてしまった大穴にガムテープで養生し、隙間から発泡ウレタンを注入。
ノズルを差し込み噴射するとどんどん入っていきました。ついつい入れ過ぎてしまい、小さな隙間からあふれ出るほどに。
発泡ウレタンが硬化するのに2~3時間かかるそうで、以下の作業は次回にします。
・塩ビ管の本固定
・塩ビ管のシルバー塗装
さて、数週間後・・・
塩ビ管と上側の鉄管の隙間をパテで埋め、さらにファイバーフィックステープをぐるぐる巻きにして固定しました。
ファイバーフィックステープが硬化し、乾燥後(数日後)にシルバー塗装を実施。
これで完成^^
おわりに
ボロボロだった門扉がきれいになっていくと気持ちいいものですね。
作業をしていると階段隣のお部屋の入居者が話しかけてきて感謝されました。風の強い日にサビが飛んできたり、サビが階段を汚すので困っていたらしい。うれしく思うと同時に、もっと早い段階で補修しておけばよかったと反省。
サビサビな築古物件ですが、やることがたくさんあって飽きません。楽しみが尽きませんね。