最近アパート給水設備について勉強する機会が増えました。というのもこの1ヶ月で給水設備の故障が2件発生したためです。以下故障2件の概要。いずれも自動交互運転制御です。
1件目→ポンプモーター及び制御盤の故障
2件目→ポンプのモーターの故障
1件目は入居者から水が出なくなった、との連絡を受け、屋上タンクを確認したら空っぽ。焦りました。制御盤も不調で自動運転ができず、手動制御+ポンプ1基体制で修繕まで持たせましたが、修繕完了まで毎日屋上の上って水位のチェック、手動送水を繰り返し、さすがに疲れました。
2件目はポンプのみの故障。昨日故障し、現在修繕途中。入居者からモーター付近から煙が出たとの報告をいただいたので恐らくブラシ摩耗によるモーターの焼き付きかと推測しています。こちらについてはポンプ1基のみの自動運転が可能でした。タンク容量が3日分なので3日に1回はタンク確認予定です。高い見積もりが出そうでビクビクしております。修繕が完了しましたら詳細をアップしようと思います。
↓階段下のポンプ。右側が故障しました。
<給水設備について>
さて、本題。備忘録として給水設備について記載します。給水設備には何通りかあるようです。①水道直結方式、②増圧直結方式、③高置水槽方式、④圧力タンク方式、⑤加圧給水方式が主な方式。特徴は①、②は断水時アウト。③は断水に強い。④、⑤は高置タンクが不要、とのこと。
また、給水ポンプにもいくつは方式があるようで、上述した故障したポンプは高置水槽方式かつ自動交互運転方式のようです。1階に受水槽、揚水ポンプ2基、屋上に大型のタンク(高置タンクと言うらしい)がありました。
↓今回の管理物件の給水設備の概要(手書きですみません。。。)
高置水槽方式かつ自動交互運転は初期投資が高いという家主泣かせのデメリットがあるようですが、トラブルがあっても対処しやすい(=入居者への負担が少ない)ので管理会社側としては助かりますね。
(参考文献)
・賃貸不動産管理の知識と実務(一般社団法人 賃貸不動産経営管理士協議会著、大成出版)
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